機動戦士ガンダムZZ キ-コンセプトに忠実でも大人の事情と世間に誤解された名作
テレビ神奈川で放映中の機動戦士ガンダムZZ。
前作のガンダム、Zガンダムと比べると
宇宙世紀ガンダム系の作品では不人気作です。
しかしオヂサンになってじっくり見ると良作です。面白いと思う。
キ-コンセプト
「子供はみんなニュ-タイプ。見せてやろうじゃないの、大人たちにさ」
に忠実。
それでいて本作は大人(制作と局スポンサ-)の都合に振り回され
人気キャラ、エルピ-・プルが誤解され迷作入りしてしまったかも。
正直言うとワタシも子供の頃は理解できず(おもしろくなく)早々に脱落。
今オヂサンになって見てみると子供向けに回帰しようとして
子供向きじゃない作品になってしまったかと。
子供の感性が分かる大人じゃないと楽しめないかも。
なおワタシの感想と感じ方なのでそこはご容赦を。
ネタバレもありますのでご注意。
機動戦士ガンダムZZですが主人公のジュド-は
ニュ-タイプなのにメンタルもしっかりしており
女子にもきちんと対応するナイスガイ。
妹のリィナがさらわれるとリィナ救出に軍規無視で
奔走しますがこれが勝手な奴と思われ不評だったのかも。
前半は本作の雰囲気がコメディタッチなのも過去の
視聴者層に受け入れられず痛かったかな。
しかしジュド-がリィナに執着するのも
単に妹だからだけでなくリィナも実は
ニュ-タイプでニュ-タイプ同士惹かれる
を表現したかったのかな。
ジュド-の敵でアクシズの将校でプルの主人
(本作では強化人間用語で言うお兄ちゃん役)だった
グレミ-・トトもリィナをジュド-の妹と知りながら
大事にしたのはそう言う事かなと思ったり。
プルですが現在、ネットを見ると萌えロリ画像ばかりだけど
作品の中で普段の表情はもっと賑やか。
しかしプルですが子供の外見で振る舞いも子供で
一見明るいですが何か陰気な大人の内面を持っています。
最期はジュド-を助けるため10代の子とは
とうてい思えない自爆攻撃を行うし。
28話、リィナの血 後編でリィナはプルを強化人間と見抜きますが
プルもそれを認め自分は親も兄弟も知らない
何か調教ばかりさせられていた
不幸な人間だからこれから幸せになるから
ジュド-を頂戴と言いリィナに殺意まで持つ
とても子供と思えない行動を取りますが。。。
ワタシですがあまり機動戦士ガンダムZZを覚えてないのは
早々に脱落したのもあるけど
多分若い頃はこのプルのキャラが苦手だったのかも。
今見ると彼女は残念ながら不幸な強化人間だったので
ジュド-もそれを分かっていたのかも。
プルですが見た目だけで世間ではかわいい萌えロリキャラで
名前が残ってしまったのは本作にとっても
大いなる不幸だったでしょうか。
本作ですが昔のアニメなんで作画監督によってプルも
同一人物?と思うくらいちょいと雰囲気が変わるけどそれも乙かな。
ワタシの推測ですがプルはザビ家のDNAだけでなくハマ-ンのDNAも
組み込まれた強化人間なのかもと勝手に予想していますが。
あえて言えばジュド-の仲間のル-・ルカ、エル・ビアンノ、
イ-ノ、ビ-チャ、モンドも
もっとキャラを掘り下げればスト-リ-に厚みが出たかも。
本作ですがおそらく富野監督の力が及ばぬとところで色々な圧があり
スト-リ-が途中で大きく変わったので
表現できなかったと見てても感じます。
ハマ-ン配下のマシュマ-やグレミー・トトもキャラ・ス-ンも
後半になると豹変しますし。
エルですが何気に旧式のガンダムMk2で最終話まで
戦ってる技量もあるし性格もかなりまとも。
プルの面倒も見たりしてるので。
このジュド-の仲間の隠れたニュ-タイプ性を
うまく描けなかったのは惜しかったかな。
ワタシが加入してるFirestickTVのU-NEXTでも一気に
見れるけどのんびりテレビ放送に合わせて最終回まで見ようと
思っています。
ちなみに10月10日はジュド-の誕生日だそうです。
おめでとうジュド-。
本作が放送開始されたのは昭和61年、37年もはるか昔。
今はジュド-もナイスミドルな50歳かな(苦笑)。
« 東武博物館 訪問 | トップページ | 都内散策 模型向きかも 高輪消防署二本榎出張所 明治学院大学インブリ-館 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- SHOGUN おめでとうございます (2024.09.15)
- ガイナックス破産 (2024.06.09)
- アカデミ-賞受賞おめでとうございます(2024.03.17)
- ディズニーチャンネル SHOGUN (2024.03.10)
- 品川駅 ドラえもん 期間限定ストア訪問 (2024.03.03)
最近のコメント