蔦屋重三郎の雑誌を買いました
大河ドラマ べらぼう 本日より始まりますが
予習のため蔦屋重三郎の雑誌を買いました。
とても良くできてるガイド本で勉強になりました。
ワタシ的には本作は面白そうに感じております。
吉原が絡むのでNHKにしてはチャレンジグかなと
思いますがそこは評価したく。
ちなみにこの解説本すごく良くできております。
ワタシも貸本は知ってたけど
著作権の概念が江戸時代にあったなんてすごいです。
今のAIを推進しようとしてる大臣様たちが
心配に。。話がそれました。。
蔦屋重三郎ですが両親が吉原で働いていたので
吉原と縁深く両親離婚後も吉原に残ります。
若くして現代風に言うと吉原超詳細ガイド本で
評判になりその後いろいろ書物関係や
絵画関係の仕事を手広く行い
新人喜多川歌麿など画家や作家を発掘し
今で言う大人向けのノベル本
黄表紙の発行する際は挿絵に自分が発掘した
人気絵師たちに描かせて江戸市民や
江戸の出版界で名を馳せました。
当時は企画から制作出版まで全部
やっていたようですごい企画折衝力で
サラリ-マンも必見かも。
晩年は教育関係の本も扱うなど
今で言う総合出版社の先駆けでしょうか。
なお吉原ネタでちょっと入りにくい雰囲気のある
作品かもしれませんが当時の江戸は人口比でも男性が
多い街でした。
当時は娯楽も少なく吉原が多数の江戸市民に
受けるのは仕方なしだったかなと。
現代人の感覚で見てはいけないと思いまする。
吉原の女子を商品にする暗い面も
事実でしょうが吉原には武士階級も出入りしており
文化サロン的な面もあったようです。
蔦屋重三郎の絵師や作家の中には武士階級も
実はいたりします。
平賀源内が副業で物書きしてたのは
ワタシも知らなかった。。
大人向けの浮世絵、春画が当時から人気あったのも
なるほどです。
なお春画の展覧会は2015年見に行きましたが
良く描写されておりました。
現代もインターネットはエロから普及したのは
有名であります。
パリのム-ランル-ジュもキャバレ-や
ダンスホ-ルだけでなく
夜の街でもありロートレックも
そのようなガイド本を発行した事があったとか。
蔦屋重三郎はそのため自由な田沼意次が失脚し
清廉な松平定信時代になると幕府と何度も衝突しますが
めげなかったと。
今の出版やテレビも世界のネット配信との生き残りに備えて
マンネリや横並びや自主規制からの解放も必要かも。
12月29日の日本経済新聞。
コンテンツ大国日本。
うまく生かしてほしいですが
番組制作能力の劣化が厳しいようです。
局の偉い人の取り分だけ確保。
ではなく原作者や制作現場の待遇改善しないと
優秀なコンテンツやスタッフは海外に
取られちゃうかも。。
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