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2025年1月 5日 (日)

蔦屋重三郎の雑誌を買いました

大河ドラマ べらぼう 本日より始まりますが

予習のため蔦屋重三郎の雑誌を買いました。

Pc301941

とても良くできてるガイド本で勉強になりました。

ワタシ的には本作は面白そうに感じております。

吉原が絡むのでNHKにしてはチャレンジグかなと

思いますがそこは評価したく。

ちなみにこの解説本すごく良くできております。

ワタシも貸本は知ってたけど

著作権の概念が江戸時代にあったなんてすごいです。

今のAIを推進しようとしてる大臣様たちが

心配に。。話がそれました。。

蔦屋重三郎ですが両親が吉原で働いていたので

吉原と縁深く両親離婚後も吉原に残ります。

若くして現代風に言うと吉原超詳細ガイド本で

評判になりその後いろいろ書物関係や

絵画関係の仕事を手広く行い

新人喜多川歌麿など画家や作家を発掘し

今で言う大人向けのノベル本

黄表紙の発行する際は挿絵に自分が発掘した

人気絵師たちに描かせて江戸市民や

江戸の出版界で名を馳せました。

当時は企画から制作出版まで全部

やっていたようですごい企画折衝力で

サラリ-マンも必見かも。

晩年は教育関係の本も扱うなど

今で言う総合出版社の先駆けでしょうか。

なお吉原ネタでちょっと入りにくい雰囲気のある

作品かもしれませんが当時の江戸は人口比でも男性が

多い街でした。

当時は娯楽も少なく吉原が多数の江戸市民に

受けるのは仕方なしだったかなと。

現代人の感覚で見てはいけないと思いまする。

吉原の女子を商品にする暗い面も

事実でしょうが吉原には武士階級も出入りしており

文化サロン的な面もあったようです。

蔦屋重三郎の絵師や作家の中には武士階級も

実はいたりします。

平賀源内が副業で物書きしてたのは

ワタシも知らなかった。。

Dsc06167c

大人向けの浮世絵、春画が当時から人気あったのも

なるほどです。

なお春画の展覧会は2015年見に行きましたが

良く描写されておりました。

現代もインターネットはエロから普及したのは

有名であります。

パリのム-ランル-ジュもキャバレ-や

ダンスホ-ルだけでなく

夜の街でもありロートレックも

そのようなガイド本を発行した事があったとか。

蔦屋重三郎はそのため自由な田沼意次が失脚し

清廉な松平定信時代になると幕府と何度も衝突しますが

めげなかったと。

今の出版やテレビも世界のネット配信との生き残りに備えて

マンネリや横並びや自主規制からの解放も必要かも。

P1031933

12月29日の日本経済新聞。

コンテンツ大国日本。

うまく生かしてほしいですが

番組制作能力の劣化が厳しいようです。

局の偉い人の取り分だけ確保。

ではなく原作者や制作現場の待遇改善しないと

優秀なコンテンツやスタッフは海外に

取られちゃうかも。。

 

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